はるきげにあ的煩悩生活
鞠絵ちゃん、誕生日おめでとう!
「桃太郎 VS Twelve Sisters!」(その9)
<第二部:桃太郎の鬼退治 歴史編>

(その1 検証者達のティーパーティー)


「散らかっていますが・・・」

そう言いながら鞠絵は自室のドアを開けた。

「ぜ~んぜん。アニキの部屋よりはず~っとキレイだよね」

「にいさまのお部屋は本だらけですの。足の踏み場もないですのよ」

と,鈴凛と白雪による容赦ない言葉が航に浴びせられる。

「せめて研究熱心といってくれ」

航がささやかに抵抗するが,妹達は聞いていなかった。

「アニキ,『お掃除マシーン・ポイポイくん1号』を貸そうか?」

「その気持ちだけもらっておくよ。なんか片っ端から捨てられそうだ」

「あ,バレた?ゴミの分別には便利だよ」

「全部必要な本だから,捨てられたら困る!」

「でもあれだけ本があると,そのうちにいさまのお家の床が抜けるですの」

「分かってるんだけどね・・・」

そのやり取りを聞きながら,鞠絵は部屋の中央にある応接セットに3人を招いた。

「・・・どうぞこちらへ」

鞠絵の肩が小さく震えている。

顔をそむけているところを見ると,声に出して笑いそうになるのを我慢しているのだろう。

「あのさあ,鞠絵ちゃん」

鈴凛がニヤニヤしながら声をかける。

「・・・はい,なんですか?」

「我慢しない方がいいと思うよ。笑いたい時に笑っちゃえば?」

「いえ,でも兄上様に失礼ですし・・・」

「我慢されている方が失礼だってばさ。ね,アニキ」

「そうですの。我慢は健康に悪いですのよ」

「お前達はもうちょっと遠慮というものを覚えてくれ」

「へ~い」

「は~いですの」

「まったく心がこもっていない返事をありがとう」

航が憮然とした口調で言った。

耐えきれず鞠絵がクスクスと笑い出す。

「あのね・・・」

「あ・・・ごめんなさい,兄上様」

そう言いながらも鞠絵の目は笑っていた。

「いや・・・別にいいけどね・・・ところで鞠絵,紅茶をお願いできるかな?しゃべりすぎてのどが渇いたよ」

「先程は航先生の授業でしたからね。何がいいですか?」

「そんな立派なもんじゃないけど・・・アッサムがいいなあ」

「わかりました。じゃあミルクティーにしますね」

「よろしく」

「あ,姫も手伝うですの」

「私も何か手伝えることない?」

「じゃあ,スコーンを出してもらえますか?」

「了解!」

「えーと,俺は・・・」

「兄上様はお座りになってお待ちくださいね」

「そうですの。にいさまは座っててくださいですの」

「つまりジャマってことかな・・・」

「はいはい。アニキはここに座る」

鈴凛が航の背をぐいぐいと押して,ソファーに座らせた。

鞠絵と白雪が,ポットから紅茶を注ぐ。

鈴凛がスコーンをバスケットに盛りつける。

「アニキ,準備できたよ~」

「じゃあ,いただこうかな」

「はーい」

妹達の声が重なる。

白雪が一口スコーンをほおばり,驚きの声を上げた。

「このスコーンおいしいですの!」

「白雪ちゃんにそういってもらえるとうれしいです」

鞠絵がうれしそうに微笑む。

「鞠絵ちゃんが作ったんですの?」

「はい。お料理教室で・・・」

「むむむ,姫も油断できないですの。もっとがんばらなくちゃ,ですの」

白雪が考え込む。それを見て鈴凛が言った。

「うーん,料理か・・・私も『お料理マシーン・スーパーシェフくん1号』を改良しようかなあ」

「サンドイッチ以外の料理ができるようにな」

航にそう指摘され,

「うう,それを言われると・・・レシピはネットからいくらでもダウンロードできるのにさ,いざ料理を始めるとうまくいかないんだよね~。なんでだろ?」

と,頭を抱える。

「同じ食材を使っていても,季節とかで微妙に火加減を変えるって話は聞くしな。調理方法なら,白雪にも見てもらったらどうだ?」

「あ,そっか。白雪ちゃん,協力してくれる?」

「いいですのよ。今度鈴凛ちゃんのお家に行くですの」

「やった!よろしくね」

「こちらこそですの」

「お料理マシーンで作った料理,私にも味見をさせてくださいね」

「うん,もちろん」

紅茶の香りが漂う中,妹達の会話が弾む。

小一時間ほどしてから,航が言った。

「さて,休憩はそろそろ終わりにしようか。続きを始めるぞ」

「え~,もうちょっといいでしょ~」

「ダメ。休憩を取りすぎると,かえって頭が働かなくなる」

「姫,もう頭の中がいっぱいいっぱいですの」

「右に同じ~」

「・・・ここに来た当初の目的を思い出すように」

航の言葉に,鈴凛と白雪は不承不承といった様子でうなずく。

「は~い」

「はいですの・・・」

それを見て,鞠絵が航に尋ねた。

「兄上様,このお勉強会は夕食までですか?」

「ん,とりあえずそのつもりだよ。あんまり長くやっても能率は上がらないし」

「・・・だそうですよ,鈴凛ちゃん,白雪ちゃん。もう少しだからがんばりましょうね」

「晩ご飯までだったら,もうすぐだね。さっすが鞠絵ちゃん!」

「そうですの!にいさま,早くしちゃうですの!」

先程までと正反対の態度に,航が苦笑する。

「お前達なあ・・・まあいいか。鞠絵,ありがとう」

鞠絵が微笑む。

「いいえ,どういたしまして。兄上様」



(つづく)


※※※


「明日」と言いながら,いったい何日が経過したのか・・・orz

・・・ともあれ,その9です。続くなあ~(自分で言ってどうする)



<遅くなりましたが,コメントレスです>

>ゆたんぽさん

え~と,ひょっとしてゆたんぽさんも春歌祭りに参加されてましたか!?

私の恥ずかしいコメント群をご覧になったわけですね・・・(//ω//)キャッッ

それはさておき,四葉ちゃんにも熱狂的な兄チャマが多いので,次回の祭りも楽しみだったりします。

・・・ちなみに,私はうpする画像のセレクトが終了しました。ふっふっふっ

あと,ご依頼の件了解しました。今後ともよろしくです。チェキ!


>私だ!さん

ギャルゲ板には私もよくお邪魔してますが,まったりとした雰囲気で流れてますよね~

きっと大人の兄(呼び方×12)が多いのでしょう。

VIP板の兄(呼び方×12・・・ってクドい!)を生温かく見守ってもらいたいものです。

ちなみに私の心の中では,鞠絵に関してはいつもこんな(↓)テンションです。



                  〃⌒⌒ヽ.
                 i ノリノ )))〉      
                 ! (||○_○リ       
                  (v)つ⊂ハ 
                  〈/,'^!ヽ
                 / ̄ー'ー' ̄\       
               /,/-_-_-_-_-_ \     わっしょい!
        ( (   /,, /― ((神輿))―\    わっしょい!! //
             (。'。、。@,。,。,。,。,。,。,。,。,。,。,。@  ) )
             ∩ヽヽ∩ヽXXXXXXXX/ .∩
             i||i ∩i||i:||::::¥_][_¥::::||. i||i
             †人=†††¶┌┐¶††††
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   ( ´∀(´∀(□二二( ´∀( ´∀( ´∀`).□´∀` )Д´)□∀`)
   ( |つ⊂|_ | | ノつつ|祭)~| |祭) ̄||祭) ̄|つ ⊂|_((|祭)~ノ | ) )つ
   〓_| |__〓」 〓_|=|_ 〓__ノ 〓二ノ〓二ノ) ( / (L〓|〓二|〓=〓ヽ
     し'し' (_(_ し(_) (_)_)し(_)し(_)(_(_,(_)(_)し'  (_)


鞠絵がものすご~く迷惑そうですけど(笑)
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コメント
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はじめまして。
最近パソコンを購入・・
一度やってみたかったブログに挑戦してみました。
良かったら覗いてみてください。


http://kappegon.jugem.jp/?


2008/05/31(土) 21:42:07 | URL | byにゃん (#-) [ 編集]
はい、私も寝落ちしながら参加してました♪

鞠絵メニューに睡眠薬を盛ったのと
鈴凛ちゃん作のウェディング鞠絵の婿宣言は私の犯行です。

私は工場勤務で仕事中は携帯も使えませんが、次回も週末なので限界まで参加しようと思ってます。 
2008/06/02(月) 22:16:49 | URL | byゆたんぽ (#H1hVtvJI) [ 編集]

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